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「止める」ことより「再現」ことが重要

子育て,脳科学,成長

兄弟喧嘩や友だちとのケンカ

子供同士では、たびたび目にする光

景です。

親としてはまずはじめに「ケンカを

やめさせる」ことを考えます。

 

でも、ちょっと待ってください。

脳科学的な観点では、ケンカには

を成長させる要素が詰まっています

頭ごなしに「ケンカ」をやめさせて

は、もったいない気がします。

 

子育ての目的は「子供を成長させる」

ことですが、それは身体的なことよ

りも、むしろ脳の成長の方が大切で

す。

ケンカに至った経緯や、双方の子供

気持ち、そして解決に導くための

考え方こそが、脳の成長に最も効果

的な実践学習となります。

 

 

「ケンカ」の場面にどう関わるか

子供,子育て,ケンカ,脳,成長

 

「ケンカ」が悪いことだという認識

は大人の目線での判断です。

子供にとっては、人間関係コミュ

ニケーションを学ぶための絶好の機

なのです。

 

煩わしい、うるさい、見苦しい、な

どから、頭ごなしに怒るのではなく、

そのプロセスを、温かく見守るとい

う意識を持ってください。

 

では、子供同士のケンカにどのよう

に関わっていけばいいのか。

タイミングは子供の年齢によって違

ってきます。

 

幼児期から小学校低学年では、子供

はまだ自分の感情をコントロールす

ることができません。

他人に対して心を開くこともできま

せんし、感情がエキサイトすること

もあります。

状況を観察しながら、手や足が出そ

うになったときに介入するのがいい

でしょう。

 

ここで脳に覚えさせることは、謝り

許し方です。「ごめんなさい」

「いいよ」「ありがとう」といった

言葉の使い方を教えます。

ケンカを解決するプロセスの基礎

つくっていきます。

 

小学校高学年や中学生では、これま

での経験によって、謝る、許すとい

うケンカのプロセスは知っています。

ただ、そのレパートリーは数少ない

ものですから、経験という知識に当

てはまらない新たなパターンでは、

解決のプロセスをつくることができ

ません。

 

この年齢の子供のケンカでは、解決

の糸口をいっしょに探すという関わ

り方がいいと思います。

ヒントを与えて、子供とともに考え

てあげるのです。

 

親としての目的は、ケンカをやめさ

せることではなく、あくまで子供の

脳の成長にあることを忘れないよう

にしましょう。

 

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ケンカを脳の成長に活用するプロセス

①感情のはけ口になってあげる

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子供は相手の子に対して、自分の知

る限りの言葉で誹謗中傷します。

そのときにやってはいけないことが、

賛同したり否定したりということで

す。

あくまで中立的な立場で、子供の

情を吐き出させるのです。

その上で「つらかったね」などと

してあげればいいのです。

 

②ケンカの状況を再現する

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ひと通り感情を吐き出したら、ケン

カに至った原因やその内容を整理

ます。

 

子供「◯◯くんがドッチボールに入

れてくれないんだ」

親「ドッチボールをいっしょにやり

たかったのに入れてくれなかったん

だ」

子供「何度も、入れてって言ったの

にダメって言うんだ」

親「何度も入れてって言ったのにダ

メって言って、入れてくれなかった

んだ」

 

このように親が状況を正しく把握す

るとともに、子供も冷静に物事を振

り返るためのトレーニングにもなり

ます。

 

③自分で解決の糸口を見つけさせる

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ここからは子供に考えさせるトレー

ニングです。

どうすればケンカにならずに済んだ

かを考えさせます。

 

「どうすればよかったと思う?」と

と子供に問いかけ、その答えを待ち

ます。

子供が自然な形で解決の糸口を発見

できるまで辛抱強く待つことが大切

です。

 

親は聞き手に徹します。

子供「なぜダメなのかをちゃんと聞

けばよかった」

親「そしたらケンカにならなかった

かもしれないね」

 

④相手の感情や心理を考える

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自分の気持ちが整理できるようにな

ると、相手の感情や心理状況を考え

る余裕ができます。

 

「なんでドッチボール入れてくれな

かったんだろう」、「ドッチボール

に入れなかった君を見て、◯◯くん

はどう思っただろうね」などと、子

供に尋ねてみます。

 

ここで大切なことは、「わからない」

という答えで済ませないことです。

さまざまな思いをめぐらせることが、

共感性思いやりを育むことになり

ます。

 

このケースの場合、単に「いじわる」

の場合もあります。

「いじわる」はどんな子供にも芽生

える感情ですが、頻繁に「いじわる」

をする子供の場合、家庭における

との接し方に問題があるケースが目

立ちます。

 

子供に対して「理解」「共感」

足りないと、子供はストレスを抱え

るようになります。

このストレスのはけ口を求めて、友

だちなどへ「いじわる」してしまう

のです。

 

「いじわる」をする相手に対しては、

心理的には強い関心を抱いています。

「嫌い」が「好き」に転換するのと

同じことです。

 

⑤どうしたいかを子供に決めさせる

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ここまできたら、最後に「どうした

い?」と優しく尋ねてあげます。

期待するよな言葉が返ってこないか

もしれませんが、大切なことは考え

るプロセスを覚えたことです。

 

ケンカは脳の成長を促すには絶好の

題材となります。

原因から行動までの一連の思考プロ

セスが脳を成長へと導くのです。

 

成長とは、経験の数とレパートリー

です。

この数が豊富であれば、さまざまな

場面に遭遇しても的確な判断ができ

るようになります。

そして常に心にゆとりを持つことが

できる人になれます。

 


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